ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

本好き 二次創作

今日はお父様がフェシュピールを弾いてくださいました。お父様はフェシュピールがとてもお上手で、キュントズィール様に愛されているのだと思います。わたくしとお母様のために、いえ、わたくしとお母様とお母様のお腹にいる赤ん坊のために弾いてくださった…

死体蹴り

ツェント選定会議後のジギス見たい。。。「ツェントの資格なし」の烙印を押したトラオに食って掛かったりするのかな でも母親も「この子がツェント?え、大丈夫?」みたいに思ってたから完全に四面楚歌なんだよなぁ。。。エグランティーヌ、ツェント決定でど…

記憶の底⑤

「きゃああああああ!」「エグランティーヌ様!?ツェント!?失礼いたします!」側仕えが天幕のなかに飛び込んでくる。 自分の声で目を覚ましたエグランティーヌは、肩で息をしていた。 昼にジェルヴァージオの記憶を覗いた。 数人の幼い次期王候補たち。 …

記憶の底④

テルツァという番号が私に割り振られた名前だった。同じく数字を名に持つ者の中からランツェナーヴェの次期王を決めるのだと言われて、そういうものかと思った。 どうやら私は次期王候補らしい。 魔力の多いものだけが王として君臨するのを許され、その他は…

記憶の底③

ここはどこの館かしら?そう思って、すぐに正体が知れる。窓全体を覆う蔦のような格子には見覚えがあった。 エグランティーヌが仮住まいとしている場所。アダルジーザの離宮。 ローゼマイン様のために用意された離宮ならばすぐにでも使用できるだろうとその…

記憶の底②

真っ暗。暗闇がどこまでも続く空間。目の前に手を出そうとして諦める。暗闇であろうとなかろうと、己の手が目の前にくることはもはやない。 「聞こえていますか?」「……」「わたくしは、なぜ貴方がユルゲンシュミットに来て、ツェント位を簒奪しようとしたの…

記憶の底①

その男はすでに手足が無かった。捕縛の際と、捕縛後に騎士団によって切られたのだ。男の体には見苦しいとばかりに布がかけられていた。エグランティーヌは眉を寄せ目を背けたい気持ちを抑え込んで、努めて真っすぐ男を見遣った。 「今から、貴方の記憶を見せ…

ギュンディー

下町で不良に絡まれるディーノ 「俺の息子に何してくれとんじゃ~!」って後方から凄い勢いで駆けつけてくるギュンター 「え?息子?(年近すぎじゃね?)」ってキョドる不良たち 不良たちをバンバン倒していくギュンター 「大丈夫だったか?ディーノ」って…

テロリスト

いつになくローゼマインがそわそわしていたので、また何か思いついたのだろうと目星をつけ魔力供給のときにでも聞き出そうと思っていた。「フェルディナンド、少しかがんで下さいませ」 そう言われたのは、礎への魔力供給が済んだ後。 疲労感に包まれながら…

ラプンツェル

ロゼマさん、めっちゃ悪阻重くて 「もう何も食べたくない!気持ち悪い!無理!・(。>д ってなるフェルの「ロゼマの食べれるものを探せ!」号令が出て領地中大騒ぎロゼマやつれた顔で「アレ…食べたい。パルゥ・・・」って言うから、さぁ大変パルゥとはなんぞや…

『仰げば尊死』

仰げば尊死 我が師の本 教えの庭(twitter)には ハッシュタグ祭り 思えば いと疾し この年月 今こそ 買い時 ドラマCD互いに睦みし アニメ感想 三期の放送 やよ 忘るな 絵を描(か)き 文掲(あ)げ やよ 励めよ 今こそ 買い時 お茶会セット朝夕慣れにし 学びの窓(…

あの娘(こ)が欲しい

「ローゼマイン、貴族院で作った婚約の魔石を見せなさい」「はい。(ゴソゴソ)どうぞ?」「君は私の他に、夫を持つつもりはあるか?」「へ?ないですよ?」「では、これはもう要らぬな」「あ!なに盗んでるんですか!」「人聞きの悪いことを言うな。君の夫は…

神様

あたしは森で神様を見たことがある。 あたしがそう言うとみんな笑うから、普段は言わないようにしてるけどホントに見たんだから。 誰かがそれはお貴族様だと言った。偶然会ったのだろう、と。 けど、違う。あれは、絶対に神様だった。 美しい、全てが美しか…

フェルディナンドの日記

私はどこにでもいる領主候補生、フェルディナンドだ。 今日は側近のユストクスとエックハルトを連れて素材採集に出かけた。 目的はルミナスという花だ。 この花は水の属性が強く、癒しの薬とするに適している。 私の立場は不安定で、毒をまぶされた料理が配…

最高神=夫婦神

「アウブ・アレキサンドリアはいつもお美しくていらっしゃるのですね」 「アウブ配であられるフェルディナンド様も、年々若返ってるようにお見受けしますわ」「「何か秘訣がございまして?」」「そうですね。毎晩お互いにシュラ―トラウムの祝福を贈り合って…

貴族院六年生(妄想)

やっぱりロゼマさんの貴族院六年生も気になるんで、 バッカーノの各話タイトルを持ってきて物語っぽくしました(笑)・ヨハンは自身が主役である可能性について語らない ・フェルディナンドの不安をよそにローゼマインは出発する ・リーゼレータとグレーティア…

人形

昔の私はまるで綺麗な人形のようだった、と妻に言われたことがある。 それは心地よい疲労感に包まれた、シュラ―トラウムに招かれるまでの寝物語。 今は少しでも変わったのだろうか。 隠し部屋へ入ると、案の定妻はそこにいた。「ローゼマイン」呼び掛けても…

【R-18】明るいエロ 

「ふぇ、フェルディナンド様……!あ、明かりを消してくださいませ!」涙声でローゼマインが懇願する。 ここはアレキサンドリア。アウブ夫妻の寝室。 闇の神が大きくマントを広げ、光の女神を覆い隠す時間。 けれども今、夫婦の寝台は魔術具の明かりが爛々と、…

美しいひと

美しいあのひと ようやくお側に仕えることが出来るの繊細な婚約の魔術具を手に取り、慎重にローゼマイン様の首にお掛けします キラキラと眩い光を放つ虹色魔石の簪が揺れ、豪華な衣装に身を包んだローゼマイン様は麗しの若きアウブです いつ見てもその美しさ…

苦しみ

「フェルディナンド様、苦しいのですか?」月の瞳が私を覗き込んでくる。 ああ、苦しい。とても苦しい。「今ルングシュメールの癒しをかけますからね」違う。 そんなもので消える痛みではないのだ。「フェルディナンド様にルングシュメールの癒しを」痛みが…

悪夢

―――暖かい、光景だった。 下町の家でローゼマインが家族に囲まれて、笑っている。 カミルももうローゼマインに慣れたのか、最初の頃のような戸惑いはない。 ギュンターはいつも感極まって、泣いている気がする。 テーブルにはご馳走が並べられ、皆がマインの…

ユルゲン de ポケモンマスター

めっちゃ初期のポケモンしか分からないけど、やってみる。。。ロゼマはイーブイもってそうフェルはユンゲラージルはリザードンヴィルフリートはガーディシャルロッテはロコンかなカルステッドはイワークハンネはギャラドスレスティラウトはカメックスエグラ…

ふたりは女神の化身

どうしよう。 ロゼマとハンネのコンビを考えたとき、頭の中でめっちゃプリキュアのOP曲流れるんだけどw替え歌も作ってしまった。『DANZEN!ふたりは女神の化身』 プリキュア プリキュア プリキュア プリキュア プリキュア プリキュア プリティでキュアキュア…

君ある領地と半分こ⑦

次は昼食も兼ねた親睦会です。 「三位アレキサンドリアより、ファランディーヌ様、ラウルヴィンデ様、シーナローゼ様がいらっしゃいました」 「シーナローゼ」囁くようにお兄様がおっしゃって、エスコートのための手を差し伸べます。ファランディーヌお姉様…

君ある故郷と半分こ⑥

「嫌かしら?」お姉様がぽわんとした顔でわたくしの返事を待っています。「…いえ、とても光栄なお話ですけれど、自分に務まるのか不安で」「お仕事は大してありませんわ。昔は図書館の魔術具への魔力供給もしていたようだけど、今はどちらかというと上位領地…

君ある故郷と半分こ⑤

ファランディーヌお姉様、ラウルヴィンデお兄様、そしてわたくし。 全員の皿が並べられ、順番に食事が盛られていきます。「幾千幾万の命を我々の糧としてお恵み下さる高く亭亭たる大空を司る最高神、広く浩浩たる大地を司る五柱の大神、神々の御心に感謝と祈…

君ある故郷と半分こ④

「やぁ、シーナローゼ、もう来ていたんだね」ラウルヴィンデお兄様は簡易鎧を身につけたまま、こちらにいらっしゃいました。 夜の海のような髪を三つ編みにし瀟洒な髪飾りで留めています。その瞳は透き通るような水色でわたくしとお揃いです。「ラウルヴィン…

君ある故郷と半分こ③

「貴族院アレキサンドリア寮へようこそおいでくださいました、シーナローゼ様」どうやらアレキサンドリア寮に着いたようです。 目の前からお母様とお父様、そしてゲラースヴァーネがいなくなったことから自分が転移したのだと分かりますが、 城の転移の間と…

君ある故郷と半分こ②

「シーナローゼ、寮にはすでにファランディーヌとラウルヴィンデがいるので安心しなさい」 「初めての貴族院は緊張するものです。二人の言うことをよく聞いて、たくさん学んできてくださいね」 今年十歳になるシーナローゼは冬の間、貴族院に通う。 長女で最…

君ある故郷と半分こ①

潮騒の音がする。 ここは、どこだ。 目の前には濃紺の波が拡がり、キラキラ光って美しい。 私の唯一。「ローゼマイン…」 ここはアレキサンドリア。 アウブの寝所だ。 しかし、とっくにここは私達の寝所と認識されている。 彼女と星結びを行ってから、視察や…