ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

フェルディナンドにとって、実母も義母も”最悪”というのがね~~;

私の想像で話すんだけど、多分アダルジーザの離宮にいた頃は母親に無視されていたんじゃなかろうか。(話しかけても、「そう・・・」だけ、みたいな)
そもそも将来魔石になる子なので、極力関わりあいになりたいとは思わないし、すべてを側仕えに任せていたと思う。
フェルディナンドは一体離宮で何をしていたんだろうね。。。
勉学なんか必要じゃないし、外に出ることも出来ないし、周囲の人間はただフェルディナンドの体(器)が大きくなるのを待ってるだけだもん。
部屋は整えられ、食事も与えられ、温かい寝床を用意される、そして時期を見て殺され、ランツェナーヴェへ魔石として出荷だもんね。
大切に育てられたアダルジーザ産のブランド魔石ってところでしょうか。。。

そのときには知らなくても、貴族院時代にメスティオノーラの書を得る過程で全てを知ったフェルディナンド。
記憶かすかな母親に抱いていた感情は一体どうなったというのでしょうか。。

そして、義母であるヴェローニカからは執拗な虐待を受けます。
思い出したくないほど、話したくないほどに、様々な方法で痛めつけられます。
そして、そんな現実が「死」よりはマシだという絶望。

フェルディナンドにとって、”母”とは一体どんなイメージなのでしょうね。