ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

因果応報

「本好きの下克上」は因果応報のお話でもあります。

思ったんだけど、ユルゲンシュミットの貴族が激減する原因となったツェントによる大粛清も裏でラオブルートが糸を引いていたように思えます。魔力が足りなくなれば、巨大な魔力をもった人間が重宝されますから。ジェルヴァ―ジオのためにユルゲンシュミットの国力を落とし、混乱させたかったのでは・・・。しかし、そのお陰で平民であり、身食いであるマインが神殿に上がることを許され、果てはジェルヴァ―ジオが倒れる一因となるのですから、いやはや・・・

終わってみれば、ジェルヴァ―ジオの運命はフェルディナンドより悲惨・・・だったのではないでしょうか。
もちろん、ちょっとの違いでフェルディナンドのほうが悲惨になることも有り得た訳ですが。

ジェルヴァ―ジオの隣にローゼマインがいたらどうなってたのかな~とか思う時もあります。
きっとアーレンスバッハでのレンツィオ達による暴挙を許さなかったでしょうし、本当に望みがユルゲンシュミットへの永住だけだったならばもっと穏便な方法をとるべきと進言したんじゃないかな?
王となるべく育てられたジェルヴァ―ジオが果たしてアウブの地位で満足するかは疑問ですがw