ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

ラブ・ストーリーは突然に…

生まれ変わってもまた13歳差。
マインは13歳。
私は26歳。
神々を呪えば良いのか?
再会は夏のはじまりだった。

マインは以前の記憶を持っていた。
私と夫婦だったこと、なにもかも全て覚えていた。
それだけで、号泣してしまいそうだった。
私はついさっき神々を呪おうとしたことも忘れて、最大級の感謝をした。
もちろん、今生でも君の夫になるのは私だ。
アレキサンドリアで君に甘やかされて愛されて、私がどれだけ我儘になったと思う。
今生では別の人生を?別の配偶者を?
出会う前ならいざ知らず、こうして出会った後に君を諦める?
そんなことは有り得ないし、私以外の男を君の彼氏・夫にするなど許さない。
全ては君のせいなのだから、君が責任を取って私をまた夫にしなさい。

「マイン、君のご両親に挨拶に伺いたい」
「うえっ!?いきなりですか?いくらなんでも怪し過ぎますって。今両親に話したら速攻で別れろって言われますよ?それに、どこで知り合ったことにするんです?不自然ですよ」

いささか感情的になりすぎていたようだ。
マインの冷静なツッコミが痛い。
真実を話すことも出来るが、今度は宗教関係の人だと思われ二度と会うこともできなくなるだろう。
まずはどういう経緯で今生のマインと知り合うこととなったのか、か。
お互いの現状を簡単に話し合ったが、マインと私にはなんの繋がりも見えない。


「……SNSで知り合った。というのはどうだろうか?」
「ちょっと怪しいですけど、本当に結婚するカップルもいますものね。本の感想を言い合ううちに仲良くなって……とか良いかもしれませんね!」
「ひとまず…」
「それはそうと…」
「「LINEを交換しよう(しましょう)」」







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フェルはアリバイのためだけにtwitterを始めますw
もちろんマインしかコンタクトは取りません
マインは(人生三回目なので)非常に賢いと両親に思われてます。
図書館通いするマインのためにも携帯を与えています。