ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

政争

政争について考える。
王には妻が三人、子供が五人いたはず。
王子に番号を振る①②③④⑤
第一夫人は①④を産み
第二夫人は②③を産み
第三夫人は⑤を産んだ。

(第一夫人と第二夫人は逆かもしれない可能性はある。しかし①が頑なに玉座を欲したのは第一夫人の子で長子だったからと考えるのが自然)

第一夫人はベルケシュトックの領主候補生
第二夫人はクラッセンブルクの領主候補生
第三夫人は上位中領地(ギレッセンマイアーか?)

①②③が死ぬ
第二夫人の実家であるクラッセンブルクは、第一夫人の実家であるベルケシュトックを完膚なきまでに叩き潰したかったため
⑤に肩入れし政争に勝たせようとする。

トラオクヴァ―ルはもともと臣下に下る予定で結婚などしていた。
そのため第一夫人・第二夫人ともに中領地の領主候補生である。
マグダレーナがトラオクヴァ―ルに嫁ぎ政争は終わる。
ダンケルフェルガーがツェントの第一夫人を後ろ盾として発言力を増すのは、クラッセンブルクにしてみれば面白くないため、マグダレーナは敢えて第三夫人に甘んじる。



ベルケシュトックの領主候補生が第一夫人でクラッセンブルクの領主候補生が第二夫人だったとしたら、当時のベルケシュトックは序列一位の大領地だったというわけですよね。><
図書館にベルケシュトック貴族が多く勤めていた理由も分かります。。。
優秀な人材も多かったでしょうね
それだけに、故郷が潰され、同士が滅び、救いの手も差し伸べられず、ただただ疲弊していく土地と人々に未来はなく、いつまで続くのか分からない暗闇に耐える日々は過去の栄光があるだけにどんなにか惨めだったでしょう。

しかもグルトリスハイトをもたない王のせいで領地の境界線の引き直しが出来ていない。
出来ないにも関わらず、複数の領地を廃領にした惨さ。
まぁ、覆水盆に返らず。政争とはそういうものかもしれません。
全ては第一王子の責任なんですが、怒りは死人へとは向かいません。

輝ける大領地・ベルケシュトックの栄華と衰退を軸に妄想するのも楽しそうです