ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

青の軌跡シリーズ 5

で、この時点だと凄くカイ→→→→→←三四郎なんですよね。まあ、カイにこんな感情がが灯ったことが重要なんですがどうせなら幸せになって欲しいというのが人情ってもんでしょう!

ですがこの三四郎という男、癖が無さすぎて逆に癖が有りすぎるという厄介な人物なのです。


まず「三四郎は表面的には他人を必要としない、興味がない」んです。それは彼が傭兵として生きてきた中で身につけた処世術かもしれません。でも心の奥深くではそんなことは無いんです。それは彼の心を映すことのできる感情感応者のカイが一番分かっていると思います。誰が死んでも涙なんて出ない、泣いても戻って来ないなら笑ってたほうが良い、そんな言葉を吐いてても、奥深くで泣いている……自分で自分を無意識に騙しているそんな悲しい男を早く癒して欲しい。そしてそれが出来るのは彼の本当の心を映し出すことのできるカイしかいませんよね!ね?



でも三四郎の精神はすこぶる健康で頑丈なので揺れることが無いんです。
カイはぐらんぐらんなのにね
だからぶっちゃけカイの片思い比率が激しいwwそりゃ二人が同じだけ愛情を交換できるなんて思わないけど

自分を特別視しなかった三四郎に惹かれ、
自分を特別視しない三四郎に焦れる、

自分が変わったからって相手が変わるとは限らない。もどかしい。

三四郎は少しでも他人に依存することができるのか?そしてそれはとりもなおさずカイの気持ちが報われるってことだけど。

……いや、三四郎は誰かを心に宿すなんてことしないし、できないよね。カイ……お前妙なモンに引っ掛かっちまったな;三四郎……妙なモン引っ掛けちまったな;

カイは今まで引っ掛ける側だったから、これから苦労するでしょう。でもその分楽しさも一潮だと思うな。


二人の間にあるものは果たして愛か恋か何なのか?
とりあえずお互いがお互いでなければならないほど激しく求めあってくれれば大万歳です(^-^)/