無事月の統治者におさまって二十数年、月と同盟関係にある星でカイはフェルマー少尉という男に出会う。
髪こそ短くなっていたものの声、姿形紛れもなくそれは三四郎だった。三四郎のはずだった。
カイと初めて会う人間がその顔(正確には瞳だが)を凝視してしまうように、
カイに見つめられてそれが僥倖とでもいうかのように、
彼は酷く緊張し、その声は上擦っていた。
彼は三四郎なのか?
いや、三四郎だろう。あまりにも似すぎている。
それに表面では焦っている様だが、心は落ち着いているのが分かる。
何を企んでいる。
これが彼の新しい仕事なのか?
いや、彼がこんな任務に就けるだろうか。
あんなにも演技が下手くそなのに・・・
とゆ〜お話です。
一応自分のなかでは完結しているお話です。もーそーです。軽く聞いて下さい。というかちゃんとした文章に誰かして下さいw以下は大雑把な始まりの部分です。
二人きりになれば本当のことを話してくれるだろうと期待していたカイ。
だが、部屋に入っても月のトップであるカイに気を遣うフェルマー。
彼にお酒を飲ませ、他愛ない話を聞きながらカイはつぶさに観察します。
背丈、髪の毛、顔、声、目、匂い。五感以上の能力まで使い感情の波まで。まるで間違い探しをするように。
彼の話す内容に嘘など微塵も感じられない。しかし、カイの頭以外の全ての部分は彼が三四郎だと認めています。哀れですが、カイにとって感覚ほど信じられるものはないのです。
お酒を勧められるまま飲み、促されるまま話していたフェルマーがカイにもお酒を勧めようとする。
自分が酒など飲まないことを知っている三四郎がわざと勧めているのか、万に一つ本当に知らないのか。演技なのか、別人なのか、分からず苛立つ。
「私はこんなものでは酔えません。」とルナンっぽい演技も入った半ば本気なカイに気圧されるフェルマー。
フェルマーの断り文句もほどほどに聞き流し、腕を彼の首に絡める。
キスの仕方も、抱きしめ方も違う。
でもこれは三四郎だと、体が訴えている。
彼はなぜこんなことをしているのだろう―――
吐かないならば、吐かせるまで。
と追求するうちにある解答に辿り着きます。
あーーーーーなんか、いろいろ漏らした気がする。
フェルマー少尉とカイの対面のとことか
カイがフェルマ―を部屋に呼ぶにあたっての騒動(主に上司の嫉妬・憐れみ・一種の人身御供、同僚からの冷やかしとか)上司「これだからルナンは!」と呆れ怒りながら羨ましいとか。
フェルマーを割り当てられた私室に招き入れるときのカイはすでにガウン一枚。相手の反応が見たかったから。
フェルマーがカイとのセックスを「ぐるぐるぐるぐるぐるぐる。出られない。怖かった」というところとか。
(追記)
あ、でも牙とか鉤裂き状の傷とかですぐ分かるか・・・;
まあ、そしたらカイの催眠で解決にシフトチェンジ!