ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

本好きの下克上② レティーツィアの生い立ちと未来予想

ドレヴァンヒェルで生まれたにもかかわらず、
アーレンスバッハの領主候補生になるために7歳の洗礼式時に親元から引き離される。
ディートリンデからの敵意を一身に受け、フェルディナンドからスパルタ教育を施される。

ランツェナーヴェ(とゲオルギーネ)に惑わされ、フェルディナンドに毒を与え、殺人未遂を犯す。
ディートリンデとレオンツィオが与えた即死毒によって複数の自分の側近の死を目の当たりにする。
捕虜としてランツェナーヴェ行きの船に乗せられる(果ては強姦か魔石か魔力供給か)

フェルディナンドとローゼマインに罪の隠匿を許され、助けられるも戦争孤児として神殿で過ごす。
フェルディナンドとローゼマインが結婚し次第、二人の養女となる予定。

(ここから予想)
少なくともローゼマインとフェルディナンドの星結びの儀式が終わるまでは、王命を継続させなければならない。
ティーツィアはローゼマインではなくフェルディナンドに処遇を任されていることから
アレキサンドリアの領主候補生になるも、アレキサンドリアの領主になることはないと思われる。

ローゼマインは貴族院の五年生。レティーツィアは貴族院の一年生である。
たった4歳差だが義母娘の関係となる。
ティーツィアはエックハルトから凄まじい敵意を向けられると思われる。

ティーツィアはヒルデブラントとの婚約が定まっている。
二人は白の塔か処刑並みの犯罪を犯している。

ティーツィアの存在はアレキサンドリアにとって火種にしかならない。
もし、ローゼマインとフェルディナンドにこどもが生まれた場合、アレキサンドリアの領主候補生のままだとレティーツィアは暗殺される恐れがある。(子供が生まれる前までには身の振り方を周りに提示してないと危険)

諸々のことを考えて、
ティーティアは成人後、ヒルデブラントと星結びの儀式を経て結婚、ツェント・エグランティーヌによって新領地・アーレンスバッハを賜る。
土地が余っていないことから、小領地になると思われる。

<王命問題>
『フェルディナンドは政務に不慣れな未成年の次期アウブ・アーレンスバッハを支え、婿入りすること。
フェルディナンドはレティーティアにアウブとなるための教育を施し、彼女が成人したと同時に必ずアーレンスバッハの領主にさせること。』

を王命で受けていたと思われる。
婚約者がディートリンデからローゼマインに変わったことで、今更の王命廃止はフェルディナンドにとって不利益でしかない。
エグランティーヌが今後もフェルディナンドやローゼマインの助力を求めなければならないシーンはいくらでもあり、
己の利益を考えるとフェルディナンドに楯突くこと(王命廃止)は得策ではない。
そもそもローゼマインがエグランティーヌに王命廃止を求めない限り、王命を廃止するなとエグランティーヌは脅されている。
エグランティーヌとフェルディナンドが己の利益を突き合わせた結果、皺寄せの無茶ぶりがレティーティアに振られることになろうとも
二人はそれを良しとするだろう。

ローゼマインは苦言を呈すかもしれないが、被害者であるフェルディナンドがレティーツィアへの罰だと言えば引っ込むと思われる。


ティーツィアとヒルデブラントヒルデブラントがシュタープを不正入手したことにより、将来魔力が釣り合わなくなるのではないかという懸念がある。
その場合、こどもが産まれなくなるので新領地のアーレンスバッハは養子を取らざるを得ない状況となる。

ヒルデブラントとレティーティアはランツェナーヴェに操られ、罪を犯しながらも公表はされず匿われた者同士ということでなんとか二人で支え合って強く生きて欲しい。

しかし、結婚していないのだから後の面倒事を解消するために、婚約解消がされる可能性もある。
ティーツィアの幸せ(魔力の釣り合わない者との結婚は不幸)を考えるとヒルデブラントとは結婚しない方が良いと思われるのもまた事実。
しかし、レティーティアとヒルデブラントの婚約は王命であり、解消するのは容易くはない。