ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

本好きの下克上① 感想つらつら

長かった。その一言に尽きる。
読むのに一か月かかったとか初めてよ。

安心して読めた点は良かったと思う。
私は設定が好きなので、貴族院とか側近(20人くらい)とか神々の話とか
細部が作り込まれていて満足しました。
読了後、有志によるまとめwikiを読むのも面白かったです。
そこで衝撃の事実も発見しました(笑)
ルノーという神官長付き筆頭側仕えの子がいたのですが、あるときから登場しなくなっていて
「あれ?」と思っていたら、どうやら神官長に処分されていたようです。
神官長は単に「遠ざけた」と言っていたんですけど、どうやらそれは貴族的婉曲表現で「(殺)処分した」ということだったらしいです。。。
ヒェッ(゚Д゚;)


ツェント・レース
↑こういうタイトルをぶっこんでくるところが大好きです
アダルジーザの離宮にて「ランツェナーヴェの次期王」になるか「ランツェナーヴェに輸出される魔石」となるかの極限状態で生きてきたジェルヴァ―ジオと、「ランツェナーヴェに輸出される魔石」として生を受け生かされていたフェルディナンド。
二人が「死ね」とか「はやく魔石になれ」と殺し合ってる次のページで「ツェント・レース」ってタイトルが出てくるんだもんw
力抜けるわ

しかも、早く行って早く帰ってきた者が次のツェント(王)とかw
運動会やんけ(爆)

そして真面目に運動会する気もないフェルディナンド

性根の曲がったフェルディナンドの策に陥れられ敗北するジェルヴァ―ジオ。
フェルディナンドよりも圧倒的に魔力で優れているはずなのですが、フェルディナンドの知識と頭脳と経験に軍配が上がりました。
ジェルヴァ―ジオは生まれも育ちも凄惨ですが、最後も恐ろしいですね
一週間以上国境門の上に置き去りにされて、シュタープさえ使えないというのに捕獲に向かった兵士半数が死んだのですから。。。

フェルディナンドが言った「トルキューンハイトを恨んで滅べ。」って、まぁその通りなんですがね

これはやらないと、やられるって感じでどうしようもないですからね。フェルディナンドは国境門の上で餓死させることをお勧めしていました。フェルディナンド様まじフェルディナンド様(;´∀`)


フェルディナンドは隠し部屋でローゼマインによって「フェルディナンド様はエーレンフェストの領主候補生だ!!」と刷り込み(w)を受けていたのでクインタと呼ばれても「は?誰ですか?」と冷笑できたのかな~と

エアヴェルミーン様がローゼマインに「其方は二位だ。」と言ったときと
家型騎獣の中でローゼマインが何かの気配を感じた時は
「ヒェッ!ジェルヴァ―ジオ生きてる!?」とホント怖かったです。変な汗かきました

そういえばジェルヴァ―ジオとフェルディナンドに感じた同じ気配というものはなんだったのでしょうね?
フェルディナンドが下で設計図を引いているときに感じたというのもなんだかよく分かりません。
同じ魔力量を持っていて、子作りに適している相手とか、そんな感じなのでしょうか?