ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

本好きの下克上読み終わったよ!!!!!

やっと!読み終わった~~~~!\(≧▽≦)/
一ヶ月かかった~~~~

ネタバレ大いに有り



はああああああああああ
一言でいうと
「フェルディナンド様、マジ最高」じゃない??



特にローゼマインがアーレンスバッハの礎に魔力枯渇目的で魔力供給した後ね。
ローゼマインの記憶を戻すために自分の記憶を覗かせるのもたまらなかったけど
いつも無表情で、なんの望みもありませんって感じの落ち着いたフェルディナンドが
誰よりも無償の愛に飢えているってことがフェルディナンド自身の幼少期の思い出とともに展開されて苦しくなったし、
その後のこれと決めた人に自分の想いを受け入れてもらえるだろうかという不安と希望、懇願と諦め、激情うずまく瞳の描写に
もう「うあああああああああ!」ってなったね

「あの」フェルディナンドが自分の望みを口にするなんて!
ありえない!!いや、ありえーるでしょ!!!!(混乱)
ユストクス!エックハルト兄!私も仲間に入れて!!

幼少期、嫌いなものは与え増やされ、好きなものは取り上げられる
そんな環境にいたフェルディナンドは自分の感情を顔にも口にも態度にも出さない大人になりました
彼が望みを口にするには相手に絶対的な安心感があるときだけなのでしょう



次に好きなシーンは
始まりの庭に特攻するフェルディナンド
服の袖やら裾に武器を仕込んで、いつでもエアヴェルミーン様に攻撃できるように準備万端なところは
本当に犬猿の仲だなとw
しかも武器がめちゃくちゃ効いてるし(爆)
建国の祖であるエアヴェルミーン様に攻撃しかけるのはフェルディナンドくらいじゃないでしょうか
しかも英知の女神メスティオノーラと喧嘩するし
神像は破壊するし、ルールは守らないし
ほんと神々からみたフェルディナンド様って狂犬以外の何物でもない
メスティオノーラに「フェルディナンド(クインタ)をもう連れてこないでね」と念を押されるローゼマイン
フェルディナンドにとって神々のすることはいつもブチ切れ案件なのです


お話は結構エグかったですね
平民を同じ人間として見ていない貴族
花捧げを強要される灰色巫女(神官)
大人に誘導され犯罪と知らぬまま罪を犯す子供
一瞬で人を魔石に変える即死毒
エネルギー(資源)である魔石を輸出するために、魔石となるための子供を産む娘たち
将来魔石になることの存在価値しかない子供たち
ランツェナーヴェの人間にとって魔力持ちの人間は研究対象であって人ではないこと
(即死毒が開発された経緯とか・・・だって実験しないと無理でしょ・・・うわぁ。)

まだまだ胸糞悪い内容がありますが、割愛!


最後は大団円で良かったよ!
婚約式わ~~~~い☆
闇の神のマントがバッサバッサ翻っている詩笑うでしょ
これってアレかな?
私は熱烈な求愛を受けました、とか、婚約者はとても魅力的で素敵な殿方なのです
みたいな比喩的表現だよね、多分
うふふ

婚約の魔石に刻まれた文字・・・
どちらも素敵でした!
ローゼマインは可愛いことを刻むし、フェルディナンドの刻んだ言葉はかっこいいですね!
どちらも有言実行するのでしょう(笑)

エピローグもほんわり幸せです
それにしても、次代のツェントはローゼマインとフェルディナンドの子供でしょうか(苦笑)