ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

ランツェナーヴェの供給の間

ランツェナーヴェにも礎があるじゃない?

ということはランツェナーヴェにも供給の間があるはずなんだよ!

7人の魔力登録が出来る供給の間が!

(神に祈りが届かないランツェに神殿はないだろうね)

ジェルヴァージオ+第一夫人+第二夫人+(第一夫人と第二夫人の子供)で合計7人くらいになると思う。
でね!?
ジェルヴァージオが国に戻ってこれなくなって、これから6人だけで礎を支えていかなければならないわけ。


しかも!供給の間への新しい登録魔石を作ることも出来ない。(ランツェ前王のシュタープはツェントエグランが剥奪していると予想)
そして!人は死んでいくから、徐々に供給者は減っていく。


なんというか、本好き本編終了時点でランツェナーヴェってどうなってるんだろう。
政争起こってるんじゃないか?だれが新ツェントに収まってるんだろう?前ランツェナーヴェ王だろうか?
と思ったとき、

礎への魔力供給者がトップであるべきだよな、と思ったんだよね。
その魔力供給者のなかに前王が入っているか入っていないかも考えたんだけど、ジェルヴァージオの子供ってもう結構な年なんだよね。


前王が頑張るほど下も幼くないし、彼はもう政治の場から退いてるっぽい描写も受けて、ランツェナーヴェの供給の間に入れるのはジェルヴァージオの妻と子供たちだと思いました。


ジェルヴァージオ無き後、ランツェナーヴェで一体誰が玉座に収まるのか。
(予想と違い前王が魔力供給者に未だ登録されていたところで、近い将来彼は亡くなるのだから、やっぱり玉座は誰の物になるのか予想のし甲斐はある)


シュタープのない者たちの中から王を選ばなければならない。
それは、まるでグルトリスハイトを持っていない者の中から王を選ばなくなくてはいけなかったユルゲンシュミットと同じだな、と。


つまり権威のある「王族」の中から次の王が選ばれるのだろうな。実際のところ国を治める能力(シュタープで出来ること)が無く、なんの役割もこなせないにも関わらず。


名乗りを上げるのは第一夫人かその子供か。なんといっても、前王が生きているのだし、後ろ盾はありそうだ。
第二夫人はジェルヴァージオの寵愛を受けていたようだけど、ジェルヴァージオ無き今その地位は揺らぐだろう。
しかも、国境門が閉ざされたということは、ジェルヴァージオがユルゲンシュミットで失敗したということ。
前王の後ろ盾がある第一夫人と、いなくなった現王から寵愛を受けていた第二夫人では、第一夫人のほうが強そうである。


しかし、そもそも争いすら起きないかも知れない。
なぜなら、魔力供給者が6人しかいないということは、これから先のランツェナーヴェの礎を、このたった6人だけで支えていかなければならないのだから。
供給者が減ることはあっても増えることは永遠にない。
この6人のなかの誰かが誰かを疎ましく思っていても、その人物を殺すと、結局は自分の負担が増えるだけになってしまう。
国の寿命も縮む。

順番で全員がいつかは王になるような状況だ。
となると年功序列でこの6人の中の年長者から順に王に就くのかもしれないな。