いろんな「コミュニケーション不全症候群」の人たちについて。
すごい内容ですね。ズバリと確信を突いてます。
こうやって真剣に考えてくれている人がいるというだけで、救われます。
現状現実でなんの救済も解決策も社会から提示されることが無いなか、こういう人の存在は尊いと思います。
本の中ではいろんなことについて書かれていますが、過食と拒食について心に残ってるのはこの文ですね。
「真面目で反逆を知らぬ大人しい被害者たちの、無力で哀れな復讐――それがダイエット症候群である。」(P134抜粋)
今まで拒食症の人をテレビで見るたびに、食べ物もったいないな〜とか、贅沢さんなんだよと思っていました。また、過食症の人を見るとなんでセーブできないかなぁとか、どうせ吐くなら食わなきゃいいのにって。
正直本を読んだ今も彼女たちのこと10%でも理解できたのかと聞かれると、出来てないです。
とともに今まで自分が彼女たちの苦悩を甚だ理解してないことが分かりました。