ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

美しいこの景色

ローゼマインがいると世界が色づく

これは比喩ではない

アーレンスバッハにいた時分、空は鈍く、海は濁り、森は枯れていた

未来に希望はないと暗示させる白黒の世界それが、アーレンスバッハだった


暖かい風に誘われてバルコニーへと出る

彼女の庭となったアレキサンドリア

彼女の魔力で満たされた土地

海は澄みきり、森は碧々と茂る、空はどこまでも高く、微かに見える国境門は複雑な輝きを放つ

全てに新しい命が芽吹き、この地の風は甘さすら含んでいるように感じる




ああ、なんてーーー