ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

本好きの下克上 14話(最終話) 感想 

アニメの感想ですが、少し原作のネタバレも入ってます。

マインの危機に無表情で微動だにしない神官長(爆)
怖いねぇ!良いねぇ!
原作の「手間を惜しんで欲張った(無条件で手に入れられるならばそれに越したことはないと思った)」というセリフは聞きたかった。
神殿長と利害が一致していたんですねぇ・・・

脳天ブチ切れ。
激昂してるのに、頭は妙に冷えているマイン。

「魔力が漏れている。抑えなさい」
「どうすれば良いの」
「いつも、しているであろう・・・」
「どうすれば極刑なんて言う相手に怒りを抑えれば良いの」
あああああ~~!神官長悪手だった!

マインの威圧を受け机に頽れる神官長、、、萌え♡
「こっちの条件を全て吞んでくれるのか」と問うマインに神官長は「ああ」とは答えないと思いますよ(笑)


~いろいろあって~

「神殿に居るのは、孤児であれ、貴族であれ、親に必要とされなかった者ばかりだからな」
・・・
・・・・・・
偉そうにしていた神殿長も、冷静沈着な神官長も、貴族に仕えている孤児達も
誰一人、救われたいときに救いの手は差し伸べられなかったのだと言う。


その後、神官長室に移動して、ちゃんとしたお話合い(笑)
なぜ唯一の生きる道である、貴族と契約しなかったのかという神官長の疑問に答えるマイン。

「自分の生きたいように生きられないのでは意味がないんです」

(とても理解できない考え方だな)


自分の意志だけではままならない貴族社会において、そして神官長の生い立ちを考えれば、マインの言葉は甚だ”理解できない”でしょうね

思うままに生きられる人なんて誰もいないでしょう。
それは平民だろうが、貴族だろうが同じです。
階級社会においては、尚更自由には生きられません。
自由に生きる姿勢を貫き通すことは覚悟が必要で、時には計り知れない不利益を被ります。


自分とはまったく異なる価値観をもった幼女との邂逅。

このシーン、ぶわっと風が吹いて綺麗でしたね☆
(なんかBGMがポロロ~ンって鳴ってて、風と木の詩かよっ!と一人ツッコミましたが;)

(結構なネタバレを含む感想というか原作読んだ人じゃないと分からないことを言います:そりゃ、お父さんによってエーレンフェストに尽くすために引き取られて、ジルヴェスターの補佐というレールを予め敷かれて、それを忠実に守り続け、身の支えとしている神官長にとって”生きたいように生きる”とは責任放棄のようなもの。なにがしかエーレンフェストの利となるように動かなければ自分の存在理由がないのです。仮に”自由に生きろ”と言われても”お前は必要じゃない”と言われているのと同じでとても困るでしょうね。


神殿を後にする一家
「いっぱい怒られそう」と頬を赤らめ心配するマイン
急にほんわかになって!さっきとの温度差激しすぎる!

無事家に帰りつき、姉妹百合ENDでしたね(よかった。よかった。)


これで第一部(完)です!!

次は2020年・春に第二部が始まります☆
書籍では<兵士の娘>から<神殿の巫女見習い>に進みます。
”巫女見習い”とは、まだ成人していない巫女という意味です。成人は15です。

はやく、はやく続きを~~~!!