三四郎がカイに家族宣言した後
エピローグの三四郎の帰郷は二回目になるわけで
じゃあ、始めての帰郷はどんなのだったのかな~と妄想。。。
初めて『帰って』くる三四郎になんと声を掛けるべきかカイは迷っていた。
しかし、そんな彼の気まずさなど知らぬ三四郎は再会すると同時に当たり前のように「ただいま」と言い放った。
「ああ」
絶句したのは一瞬。
むず痒いような体の違和感に耐え、視線をわずかにそらし、カイは素っ気ない返事をする。
自分ではそれで十分だと思っていたが、どうやら三四郎はお気に召さなかったらしい。
気の抜けた顔で頭に手を突っ込み、梳ればさぞや見事な黒髪をガシガシと掻き回している。
「なんつーか、あっさりし過ぎっていうか…」
「何か不満か?」
「俺達って、出来たてホヤホヤの家族なんだろ?」
「そうだ」
「もっと、こうドキドキワクワクっていうか……」
「例えば?」
その後「ご飯にする?♡お風呂にする?♡それともわ・た・し?♡」のレクチャーをし、気絶させられる運命の三四郎なのであった(南無)
ある意味三択のなかの一つをもらったと言えなくもない(笑)