ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

バビロン7話 マイルド版

「ねぇ、正崎さん。猫って可愛いと思いません?」
「ん?そうだなぁ・・・俺は犬の方が好きかな」
「ふふ、正崎さんは見るからに犬のほうが好きそうですものね」
「ああ」
「もしかして、昔から飼ってらしたんですか?」
「小さいときから飼っていて、何をするにも一緒だったな」
「そうですか。猫はお嫌いですか?」
「嫌いというか、よく分からないな」
「ふふ、でしたら私が猫について教えてさし上げます。」

「見てください、正崎さん。この大きな目を!」
「PCを開けたと思ったら、なんだ、猫動画か」
「しなやかな躰に、気まぐれな性格、そして野生の鋭さをみせる狩猟本能!」
「ふーん・・・」
「ちゃんと見てますか?」
「見てる、見てるって」
「丸まって寝ているときなんか存在が癒しでしかありません。多頭飼いしていればお互いがグルーミングし合っている姿も拝めます!」
「・・・曲世が猫のことをすごく好きなことは分かったから」
「私は正崎さんにも分かって欲しいんです、猫のことを、そして・・・私のことを。絶対に分かり合えますから!」