ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

『羊たちの沈黙』 監督ジョナサン・デミ/原作トマス・ハリス

そう、有名なやつ。

父の借りてくるXファイルで育った私なので、こういうFBIものは大好物♪
アメリカの警官、自警団、FBIあまり区別が分からないがw)




本編では、ヒロイン(?)のクラリスが可愛いこと、可愛いこと!

クラリスには様々な立場がありますが、どこでも弱者です
例えば、
捜査官⇔実習生
男性⇔女性
父⇔娘(少女)
など


周りの多くの男性からの視線に晒され、
恐怖、居心地の悪さ、不快を感じているのはクラリスの挙動から分かります。
ジョディ・フォスターの演技が光ります!
残虐な事件とシンクロし、不気味さに拍車がかかります



物語の「羊」とは弱者の象徴、またはクラリス自身だと言えます。

「沈黙」をどう捉えるか・・・
無残に殺されたのか
恐怖に息をひそめているのか
考えるだけの能がない(無知な)のか
諦めを感じているのか
反逆の機会を伺っているのか
はたまた声をあげる必要のない安らぎを得たのか