ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

映画『脳内ポイズンベリー』 水城せとな

全体は今いちだったけど、脳内会議がひじょ〜に面白かった。

主人公には共感できないのに、いちこのなかの衝動を司るハトコやネガティブな池田には大変共感できる。

ポジティブな神木隆之介君の演技は凄く可愛いし、最後はおお〜という感じの自己愛に満ちた結論と名言を弾き出してくれる。

謎のセクシーな女性は「本能」ということで、吉田の司る「理性」とは対立というか表裏一体の関係なのかな。

思考を別々に切り離して、個々にキャラクタライズして、各々気ままに動かさせるのは、まあ王道だけど、それでも面白いのは水城せとなさんの描くギャグとか「あるある」感が効いてるお陰かなと思った。



カイの脳内会議は「理性」に3人ぐらい割いてるんじゃなかろうかww