ペンを額に

霜月のブログ。当ブログは記事に大いに作品のネタバレを含みます。合わない方はバックしてください。

近衛凱という男

この男は小説においての「当て馬」「説明係」「緊張感」といった感じ。


使い勝手の良いキャラクターなので久能先生は多用していますが、
私は少し不満です。



凱は賢いしドクターでもあるので、三四郎という存在がカイに与える影響の凄まじさ、そしてその必要性を十分理解していると思います。カイが自分がモーションかけても靡かない人物だと分かっているはずです。凱は馬鹿ではありません。三四郎に傷付いたカイを、三四郎を失ったカイを自分が本気で支えられるなんて考えちゃいません。精々一時の気分紛らわし。


美しいカイの味方でありたい。
カイというルナンである人間のデータをとり続けたい。

までは納得出来ます。だけど状況分析に長けている凱がいつまでもカイに恋横着(?ちょっかい)してるのは変です。


凱のカイへの思いは既に恋ではなく、愛です。


真の恋人の座を狙うのは変なんですよ;

当て馬にすらなってないんですよ。


まあ、凱はそういう自分に気付きながらも、遊びのようにカイにアタックしているのかも知れませんが……野心家だし……でもな〜〜〜


それにしてはちょっと言動が積極的過ぎると思うのよー

もうちょっと親目線というか、僕はいつも貴方の側にいます、ぐらい余裕見せて頂いても良いと思う。そのほうがカイだって靡くのに!


ん〜〜、でも本気で手に入れたいと思ってるのかな?
傍にいたいっていう気持ちは本物だと思うんだけど・・・





カイと三四郎の心の移り変わりを追うのも良いですが、サブキャラの心だって少しずつ移り変わらないとおかしいし、凱はいっつも二人の説明係なので、凱自身の心理など読みたいな〜と思いました。凱に興味は無いんだけどねww


凱ははやく良い嫁さんもらって、落ち着いてもらって、奥さんにぞっこんながらもカイにちょっかいかませば良いと思います。
「嫁は女性の中で一番!カイは男性の中で一番!」って堂々とぬかすようになればイイ。


あと近衛って名字、近くで守るってw
不憫だw