さらざんまいは除霊のお話
カパゾンビという生者でも亡者でもない存在になって現世に影響を与える怪物たちを除霊していく
警察の二人組によって「繋がれない者たち」の欲望が抽出され無理やり怪物にされる
そのとき、「繋がれない者たち」は警察のもつ銃によって殺されている
欲望の権化である怪物はその欲望(=尻子玉)が無くならない限り成仏しない
怪物たちは成仏する前に必ず「死に損だ~」と言います
これは、警察にとって怪物にする対象は誰でもいいのだということを表しているか
多かれ少なかれ人は他人に理解されない欲望を持っていて、今回怪物として選ばれてしまった自分の不運を嘆いているような気がしました
「欲望」=「繋がらない」=「始まらない」=「終わらない」
「愛」=「繋がる」=「始まる」=「終わる」
なんでしょうね
さらざんまいの各話タイトルは「繋がりたいけど、○○○○」なのですが
きっと「愛したいけど、○○○○」でも意味は通るハズ・・・
気になるのは、ところどころモブがちょんまげとか結ってる女人とか江戸時代になるとこ
吾妻橋は隅田川に架っていて、隅田川はきっと三途の川を表現してるハズ
隅田川といったら花火で、花火といったら鎮魂でしょ?
多くの人たちが今も成仏しきれずにウロウロ徘徊してるってわけか;
「死に損だ~」は彼らの言葉とも思えてきた
きっと天災人災に巻き込まれて訳も分からず、苦しんで、そして亡くなったのだろう
己の不運を嘆くしかない亡者たち
ところで主人公の三人は変態の怪物を倒しながらも、自分たちもかなり変態である(犯罪者である)
変態たちがそうだったように彼らも自分のなかではちゃんと筋道が通っているんだろうな~
銀の皿5枚で、金の皿1枚分の効力になるらしいw
1クールだと10皿しか集められないから3人のうち2人の願いしか叶えられない・・・不穏だ